皆さんは、どのような目的でゲームをやっているでしょうか。
私の場合、少し前までは、ずっとナンバーワンになりたくてゲームをやっていました。
ですが、最近になって考え方が変わりました。
それは、e-Sportsへの「貢献」が大事だということです。
以下、そう思うに至った経緯を、高校時代に初代ポケモンでナンバーワンを目指したところから順を追って説明します。
Contents
初代ポケモンで関東大会への出場を目指す!
ある日、ポケモンで関東大会が行われていることを知り、それを目指しました。
ステータスMAXまでポケモンを育てる
当時のポケモン(初代)でステータスをMAXにするためには、経験値が低い敵をたくさん倒さないといけませんでした。
素早さをMAXにするために経験値10ちょっとのコイキングを延々倒し続けて…
大会までの期間は3ヶ月。
ステータスMAXまでレベルアップさせるのに1ヶ月はかかります。
ポケモンは6体持ち込めましたが、対戦で使うのは3体。
そのため、MAXにするのは3体だけで、残りの3体は数合わせとしました。
これでちょうど3ヶ月です。
大会当日
そして迎えた大会当日。
入念に準備したこともあり、1回戦は突破できました。
2回戦で大会準優勝者と当たる
しかし、2回戦で関東大会の準優勝者と当たってしまいます。
この試合は、忘れられない一戦となりました。
50%の確率に泣く…
試合は最後までもつれこみました。
最後に残ったポケモンはお互い1体ずつで、どちらもあと一撃で倒れる状態でした。
こうなると、あとはどちらが先に攻撃するかですが、残ったポケモンはまったく同じ。
つまり、ステータスはお互いMAXなので、先攻後攻は完全に50%で決まる状態でした。
先に攻撃したのは…相手のポケモンでした。
こうして、私は2回戦で負けました。
試合後、握手を交わしましたが、心は晴れませんでした。
ずっとナンバーワンになりたかった
それから長い間、「ナンバーワンになりたい」という思いがずっと強かったです。
その思いは、ポケモンから離れたあとも続きました。
クイズゲームでナンバーワンを目指していた
私はハースストーンというデジタルカードゲームでプロゲーマーを目指していますが、その前はずっとクイズゲームをやっていました。
10年以上やって、そこそこ上位には行けるようになりましたが、とある疑問が湧いてきました。
「ナンバーワンって、何なんだろう?」
続けていくうちに、ナンバーワンの定義に悩むようになってきたのです。
確かに、大会で優勝したり、その時点でのトップになることはある。
けれど、トップを取った人間も、ずっと強いままとは限らない。
そうなると、また新しいナンバーワンが生まれ、「上書き」されてしまうのです。
実績も、実力も、すべては移り変わっていく。
そんな中で、「ナンバーワンにこだわることにどれほどの価値があるのか?」と自問自答するようになりました。
もちろん、優勝などでナンバーワンになること自体は素晴らしいことです。
ですが、「もっと素晴らしいことがあるのではないか」と思うようになりました。
個人成績より、e-Sportsに貢献するほうが大事
そこで私は気づきました。
流れ去っていく過去よりも、訪れる未来を見るべきなのだと。
個人の成績は儚いですが、e-Sportsはずっと続いていきます。
優勝はうれしいもの、だけどそれはそのときだけにして、携わる人たちのことを考える。
より開けたe-Sportsの世界を後進のために形作っていく。
それこそが、ナンバーワンになることよりもずっと大事なことなのです。
ただ、「貢献できているかな?」と自分に問うたとき、残念ながらまだまだであると言わざるを得ません。
ゲームの練習は必要ですが、それだけではだめです。
「どうやったら貢献できるか」を忘れたとき、私のゲーマーとしての生命は終わるのでしょう。
結局のところ、考え方をいかに変えられるかなんですね。
そして、一時の決意ではなく、いかに日常的に行動に移せるか…そこなんだなと。
質や量以前に、行動の軸をどこに定めるか、そこですべて決まります。
気づいたら、あとはやるかやらないか…未来のためにどちらがよいかは、言わずともわかっていることでしょう。
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