全18種という圧倒的なボイス数を誇るミニオン・ヤジロボ。
皆さんは、英語版のボイスでヤジロボがどんなことを言っているのかご存知でしょうか?
今回は、ヤジロボの英語版ボイス全18種を訳し、何と言っているのかを調べてみました!
Contents
- はじめに
- 攻撃時のボイス
- 1、You silly sloth!→やい、ばかな怠け者!
- 2、You blithering bumpkin!→やい、目も当てられないダサいヤツ!
- 3、You noxious ninny!→やい、迷惑なまぬけ野郎!
- 4、You jabbering junkie!→やい、おしゃべりジャンキー!
- 5、You gigantic goose!→やい、でっかいとんま野郎!
- 6、You wretched wretch!→やい、みじめな嫌われ者!
- 7、You pathetic pipsqueak!→やい、かわいそうな小物!
- 8、You ungrateful underling!→やい、恩知らずの下っ端!
- 9、You disreputable dunce!→やい、いかがわしいのろま!
- 総評:英語版もひどいことを言っていた!
- 召喚時のボイス
- 1、Face me, you ridiculous rustbucket!→やるか、くだらないボロクズ!
- 2、Face me, you vapid vermin!→やるか、気の抜けた害虫!
- 3、Face me, you overgrown oaf!→やるか、ウドの大木!
- 4、Face me, you egomaniacal elekk!→やるか、うぬぼれエレク!
- 5、Face me, you inept ingrate!→やるか、無能な恩知らず!
- 6、Face me, you addled amateur!→やるか、腐った未熟者!
- 7、Face me, you cowardly clum!→やるか、ぶきっちょな臆病者!
- 8、Face me, you meddling moron!→やるか、おせっかいなばか!
- 9、Face me, you tilted tyrant!→やるか、いらついた暴君!
- 総評:召喚時ボイスのほうが面白い!
- 最後に
はじめに
ヤジロボのボイスは全18種類!
通常、ハースストーンのミニオンは召喚時1種類・攻撃時1種類の計2種類のボイスがあります。
ですが、ヤジロボだけは、なんと召喚時9種類・攻撃時9種類の計18種類のボイスがあるのです…
はっきり言って異常ですw
以下の動画に英語版の全18ボイスが収められています!
※と言いたいところですが…実は17種類しか入っていません。18個目については後ほど説明します
ヤジロボのボイスは韻を踏んでいます
ヤジロボのボイスはすべて韻を踏んでいます。
これは英語版・日本語版ともに共通です。
- 英語版例:You “s”illy “s”loth!
- 日本語版例:やい・「ど」んくさい・「ド」アホ
その関係上、訳が一対一に対応しなかったり、やや不自然で難しい単語が用いられていることがあります。
ご了承ください。
攻撃時のボイス
それでは、攻撃時のボイスについて見ていきましょう。
参考までに、日本語版の全ボイスを以下に置いておきます。
やい・愚かな・オタンコナス
やい・変な・へなちょこ
やい・たわけた・タコ
やい・ひょうきんな・ヒョウロクダマ
やい・救いようのない・スカタン
やい・白々しい・痴れ者
やい・どんくさい・ドアホ
やい・腑抜けの・不良品
やい・故障した・腰抜け
1、You silly sloth!→やい、ばかな怠け者!
silly:ばかな・愚かな
sloth:怠惰・怠け者
そのまま訳すと、「やい、ばかな怠け者!」になりますね。
2、You blithering bumpkin!→やい、目も当てられないダサいヤツ!
blithering:くだらない・見下げ果てた
bumpkin:田舎者・野暮な者
そのまま訳すのも難しいのですが、「やい、目も当てられないダサいヤツ!」みたいな感じでしょうか。
3、You noxious ninny!→やい、迷惑なまぬけ野郎!
noxious:有害な・不快な
ninny:ばか者・まぬけ
そのまま訳すと、「やい、迷惑なまぬけ野郎!」みたいな感じでしょうか。
4、You jabbering junkie!→やい、おしゃべりジャンキー!
jabbering:早口でよくわからない・ぺらぺらしゃべる
junkie:(麻薬)中毒者
そのまま訳すと、「やい、おしゃべりジャンキー」…ほんとそのまんまですねw
5、You gigantic goose!→やい、でっかいとんま野郎!
gigantic:巨大な
goose:ガチョウ
本当に直訳すると「やい、でかいガチョウ!」になります。
ですが、gooseにはスラングとして「とんま・愚か者」みたいな意味もあるのです。
チキンに臆病者という意味があるようなものですね。
ですので、「やい、でっかいとんま野郎!」ぐらいが妥当でしょう。
6、You wretched wretch!→やい、みじめな嫌われ者!
wretched:みじめな・哀れな
wretch:嫌われ者・卑劣な者
そのまま訳すと、「やい、みじめな嫌われ者!」みたいな感じですかね。
7、You pathetic pipsqueak!→やい、かわいそうな小物!
pathetic:哀れな・痛ましい
pipsqueak:くだらないやつ・取るに足らないやつ
これは「やい、かわいそうな小物!」みたいな感じですかね。
wretched wretchと極めて区別しづらいですが、pipsqueakはwretchに比べて「弱いヤツ」というニュアンスが強く出ています。
8、You ungrateful underling!→やい、恩知らずの下っ端!
ungrateful:恩知らずの
underling:手下・下っ端
恩知らずのアンドゥイン?(難聴)
まあそのまま「やい、恩知らずの下っ端!」という意味です。
9、You disreputable dunce!→やい、いかがわしいのろま!
disreputable:評判の悪い・いかがわしい
dunce:のろま・まぬけ
これは「やい、いかがわしいのろま!」という意味ですね。
総評:英語版もひどいことを言っていた!
日本語版に負けず劣らず、元の英語版もずいぶんひどいことを言ってますねw
個人的には「がちょう」の「とんま野郎」が面白かったですね。
召喚時のボイス
次に、召喚時のボイスについて見ていきましょう。
こちらも、参考までに日本語版の全ボイスを以下に置いておきます。
やるか・クレイジーな・クズ
やるか・ごくつぶしの・ゴミ野郎
やるか・爆発的・バカ
やるか・哀れっぽい・アホ
やるか・マナ中毒の・マヌケ
やるか・可哀想な・カス
やるか・とんでもない・トンマ
やるか・薄汚い・ウスノロ
やるか・ボンクラの・ボケ
1、Face me, you ridiculous rustbucket!→やるか、くだらないボロクズ!
ridiculous:ばかげている・くだらない
rustbucket:ボロボロのもの(車など)
特にrustbucketが難しいですが、「やるか、くだらないボロクズ!」みたいな感じですかね。
2、Face me, you vapid vermin!→やるか、気の抜けた害虫!
vapid:退屈な・気の抜けた
vermin:害虫・害獣
これはそのまんま、「やるか、気の抜けた害虫!」でよいかと。
3、Face me, you overgrown oaf!→やるか、ウドの大木!
overgrown:大きくなりすぎた
oaf:うすのろ
直訳すると「やるか、でかくなりすぎたうすのろ!」なのですが、ここはスマートに「やるか、ウドの大木!」でよろしいかと。
4、Face me, you egomaniacal elekk!→やるか、うぬぼれエレク!
egomaniacal:うぬぼれた
elekk:エレク(ハースストーンに登場する象のような生物)
まさか固有名詞が出てくるとは思わなんだ…
「改造エレク」とか「王のエレク」の「エレク」がこんなところに出てきています!
ですので、「やるか、うぬぼれエレク!」となります。
5、Face me, you inept ingrate!→やるか、無能な恩知らず!
inept:無能な
ingrate:恩知らず
これもそのまま、「やるか、無能な恩知らず!」で。
6、Face me, you addled amateur!→やるか、腐った未熟者!
addled:腐った・腐敗した
amateur:未熟者・アマチュア
※動画では”addled”が”adult”になっていますが、英語版ハースストーンWikiでは”addled”になっているため、そちらを採用しました
意味は「やるか、腐った未熟者!」ですね。
7、Face me, you cowardly clum!→やるか、ぶきっちょな臆病者!
cowardly:臆病な
clum:不器用な人(イギリス英語のスラング、調べるのに手間取った…)
少々変則的ですが、日本語の通りを重視して「やるか、ぶきっちょな臆病者!」で。
8、Face me, you meddling moron!→やるか、おせっかいなばか!
meddling:おせっかいな
moron:ばか・まぬけ
そのまま、「やるか、おせっかいなばか!」でいきましょう。
9、Face me, you tilted tyrant!→やるか、いらついた暴君!
tilted:イライラしている(ゲームなどで用いられるスラング)
tyrant:暴君
※このボイスは動画にはありませんでしたが、英語版ハースストーンWikiには書いてありました
tiltedは「傾けられた」という意味ですが、それが転じてゲームなどで精神的にイライラしている状態を指すスラングとなりました。
それを踏まえて、「やるか、いらついた暴君!」としました。
総評:召喚時ボイスのほうが面白い!
攻撃時ボイスに比べて固有名詞やスラングが多く、訳していて面白かったです。
心なしか内容もぶっ飛んでいたようなw
最後に
ヤジロボのセリフは面白いですが、なかなか英語版の元の意味まで訳そうとは思わなかったのではないでしょうか?
今回訳してみて、やっぱりひどいことを言っているなあ、見慣れない言葉を使っていて新鮮だなあ、と思いました。
皆さんにもこの感情が少しでも伝われば幸いです!
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