本日、衝撃的なニュースが発表されましたね。
ついに、一万円札の肖像画が変更になるとのことでした。
旧来の福沢諭吉に代わり、新肖像画となるのは渋沢栄一。
(渋沢栄一って誰?って思ったかもしれませんが、後ほど解説します)
そうなると、福沢諭吉はもはや一万円札の象徴ではなくなるのです。
こりゃ大変だ!ということで(?)、今回は福沢諭吉ならびに新肖像画の渋沢栄一の思想を紹介します。
そのうえで、彼らの思想と現代との関連性についても述べます!
Contents
はじめに~「女性が好きな男性ランキング第1位:福沢諭吉」からの陥落~
今までは、「女性が好きな男性ランキング第1位:福沢諭吉」なんて言われていました。
これは別に福沢先生がイケメンだからというわけではなくて、一万円札の肖像画だから、「福沢諭吉→お金→好き」というだけの構図です。
今後は、「女性が好きな男性ランキング第1位:渋沢栄一」になるんでしょうか…
なんと肩書の儚いことか!
これで、「福沢諭吉」は一万円札の象徴ではなくなりました。
それにより、おそらく好きな男性ランキングでもランク外に転落…
「え~ふる~い~」「時代は栄一だよね~」と言われる立場になってしまったわけです!
あれだけちやほやされていたのに…なんと儚いことでしょう!
1位から陥落しても、思想は変わらない!
ですが、たとえ肖像画でなくなっても、福沢諭吉の思想は変わりません!
ならば、これを機に、改めて福沢諭吉の思想に触れようではありませんか!
そして、福沢諭吉から一万円札肖像の座を奪った、渋沢栄一の思想にも!
福沢諭吉は何した人?

それでは、福沢諭吉の思想について語っていきます!
(というか、画像検索したら案の定お金の画像ばかり出てきましたw)
名言「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」。
著書『学問のすすめ』の冒頭に出てくる言葉ですね!
「人々はみな平等である」ということをシンプルに言い表した名言です。
実はこの名言には続きがあった!
ですが、この名言はここで終わりではなく、後に続いているのです。
「実際には格差がある、格差は学ぶかどうかで決まるから学びなさい」
まず、「実際の人間世界には格差がある」と続きます。
ここでいきなり夢から叩き起こされた感じですが、まだ続きがあります。
「格差は学ぶ学ばないかで決まる、だから学びなさい」
なので、「学問」を「すすめ」る、というわけですね!!
いやあ、こりゃ一本取られましたな…
現代は情報格差の時代
この「学び」の大切さは、現代では「情報を得る」ことの大切さにそのままつながると思っています。
皮肉にも、それが格差を生むという点においても共通していますね。
知るか知らないかの情報格差が、現代においてはそのまま社会的な格差につながりかねないのです。
新たな情報を学び続ける姿勢こそが、これからの時代を生き抜くためには必要なのです。
だから、学びましょう!
というわけで、このブログの勉強法の記事を置いておきますw
じゃあ、渋沢栄一は何した人?

お次は、渋沢栄一の思想について語っていきます!
実業家として、第一国立銀行・一橋大学・日本赤十字社など数々の分野の団体の設立に貢献した彼の思想はどんなものだったのでしょう?
あと、ツイッターで見かけた「渋沢栄一=スピードワゴン(漫画『ジョジョ』シリーズに登場する実業家)」のたとえは上手いと思いましたw
「渋沢栄一って誰?」って聞かれているらしいので簡単に答えると「維新チームに参加するもバトルパートは参加せず」「メインパート終了後実業家に転身し成功」「以降主人公を金銭面でサポート」ってことなので、一言でいうと「スピードワゴン」
— 鬼村優作(きむら・ゆうさく)@毎週金曜はボドゲの日 (@captain_akasaka) April 9, 2019
「道徳経済合一説」を唱える!
彼の思想は「道徳経済合一説」と呼ばれています!
著書『論語と算盤』で説かれているこの思想、どういったものなのでしょうか。
「自分の利益だけでなく、他者の利益に貢献してこそ真である」
簡単に言いますと、「自分が稼ぐだけじゃ二流、社会全体に貢献してこそ一流」という思想ですね。
つまり、経済における道徳の重要性を説いたわけです!
これは一見時代遅れのようで、実はすごく先進的な思想だと思うのです。
21世紀は「道徳経済」の時代!
最近、「信用」が大事という話がよく言われます。
信用される人間のところには自然とお金が集まってくるという話です。
今や、ネットやSNSで評価が丸分かりになり、どういった存在が影響力を持っているか一目瞭然です。
そうなると、怪しい稼ぎ方をする企業や個人は、今後少しずつ淘汰されていくと思われます。
これはまさしく、渋沢栄一の説いた道徳経済ではないでしょうか?
ですから、この時代に渋沢栄一が一万円札の肖像画となるのは、なにか運命的なものを感じますね。
最後に
福沢諭吉先生からは、人間の平等と学びの大切さを。
渋沢栄一先生からは、道徳と経済の調和を。
それぞれ学ぶことができました。
もはや、どちらが一万円札かなんてどっちでもいいんです。
どちらの先生も現代につながる素晴らしい思想を残した、それで十分じゃありませんか。
過去の思想を学ぶことは、現在の行動につながります。
皆さんも「どんな肩書か」ではなく「何をしたか」で語りましょう!
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