すべてを得ようとすると効率が悪い。
割り切って、「捨てるもの」を「自分で決める」ことが大事。
そうすれば損失に心動かされることもなくなる。
— レイニーデイ@哲学ゲーマー (@qmarainyday) March 28, 2019
結論から言います。
「人生は何をやるかより何をやらないかが大事!」
この結論は、受験生時代の東大数学の攻略法から着想を得たものです。
それは名付けて、「半分捨てる」攻略法です!
以下、実際に説明していきます!
Contents
「半分捨てる」東大数学の攻略法

では、「半分捨てる」攻略法とはどんなものなのでしょうか?
先に、文系東大数学の概要から説明します。
文系東大数学の概要
80点満点で全4問、時間は100分。
1問20点で、すべて記述式です。
「4問中2問は捨てる」
現役時代、数学の点数が伸び悩んでいました。
そこで、浪人時代の途中から、私はこのように考え方を変えました。
「これは、4問から2問を選ぶ選択式だ」
具体的には以下の流れで進めます。
- まず、最初の数分で全4問をざっと見る。
- 4問のうちどれが解けそうか推測する。
- 自分が解けそうな2問を選ぶ。
- その2問にじっくり時間をかけ、確実に完答する。
- 残りの2問は途中までやって部分点を狙う
つまり、「解ける2問がメインで他はオマケ」みたいな感じですね。
東大合格には6割取れればOK!
なぜ2問捨ててよいのか?
というのも、年度による違いもありますが、東大合格に必要な得点率はだいたい6割ぐらいなんですね。
2問完答すれば40点。その他部分点で10点ほど稼げば計50点。
80点の6割は48点ですから、2問完答できなくても合格ラインを超えるのです。
つまり、合格ラインから逆算して確実に及第点を取る戦略なのです!
当時の家族の反応はさんざんでした
この手法を浪人当時に家族に話したら、だいぶ文句を言われましたw
「全答捨てるなんて呆れた」「志が低い」…
いやいや、満点なんてごく一部の天才しか取れませんから!!
まあこれは詳しく説明しなかった自分が悪いですね…
でも合格したぞ!
そんなふうにいろいろ言われながらも、ちゃんと合格はしました!
成績開示でもだいたい想定した通りの点数だったので、作戦は成功と!
東大卒プロゲーマーあるじさんにも聞いてみた
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出典:あるじさんツイッター
でも、こんな声が聞こえてきそうですね!
「たまたまうまくいっただけ」「他にそんなことやってる人いるの?」
そこで、東大卒のシャドウバース初代プロゲーマーあるじさんにも、先日聞いてみました!
あるじさんは全問完答を捨てていた!
まさかの4問全捨て!
「全問捨て」は巧妙な戦略だった
しかし、そこにはちゃんと考えがありました。
いわく、4問とも途中まで解いて部分点を拾えば、最低限の点数は取れる。
その分、得意科目で確実に点を稼いだほうが効率的とのことでした。
実際にその手法で現役合格を果たすのですからさすがです…
決してまぐれじゃないですよ!
というわけで、私だけでなくあるじさんも「捨てる」戦略を用いて結果を残していたことが分かりました!
これでたまたまではないことがおわかりいただけたでしょうか。
「割り切る」ことの重要性

以上のことから、「割り切る」ことがいかに大切かを学びました。
「何をやるか」ではなく「何をやらないか」だ
多くの人は、「何をやったか」に視点が行きがちです。
そのせいか、「何をやらないか」ということについて見過ごしがちになります。
ですが、人生においては「何をやらないか」がしばしば重要になってくると考えます。
人生にも制限時間がある!
人生の時間は有限で、一日は誰にとっても24時間です。
試験のように人生にも時間の制限があるのです。
やみくもに全部やろうとしていませんか?
時間に制限がある中で、なんでかんでもやろうとしすぎていませんか。
それは、満点を取ろうとして狙いを絞れず、結局及第点を取れないやり方のように感じます。
自分の人生で「合格点」を目指す!
大切なのは、振り返ったときに自分の人生が「納得できる」ものであることです。
その頑張り、本当に要りますか?
解決できない問題に時間を割きすぎていませんか?
いくら頑張っても、解決できなければ「0点」です。
人生の「合格点」を取るには、問題を「捨てる」ことです。
そうしないと、あっという間に人生は終わってしまいます。
解決できない問題は割り切って捨てましょう!
捨てることは非常に勇気が要ります。
「最後まで挑み続ける」ことが美徳になりがちですから。
ですが、その結果、問題が解決できなかったとしても、誰も責任を取ってはくれません。
人生において不必要な問題や労力があると感じたら、時間がかかっても少しずつ捨てていきましょう。
それは人生において「必要な損失」なのです。
皆さんも、捨てるものを自分で選んで、最後に笑いましょう!
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